ウォークマン NW-ZX2 レビュー(操作編)

製品レビュー

NW-ZX2 最近はお値段が高騰傾向にあるデジタルオーディオプレイヤー。ハイレゾオーディオ市場を開拓したと言い切っても過言ではないソニーのウォークマンのさらなる上位モデル「NW-ZX2」(以下、ZX2と表記)が登場しました。 ZX1の操作についてはAndroidベースのNW-ZX1(以下ZX1と表記)と変わりませんが、若干の差分はあります。今回はその差分について注目していきます。

動作がますますズムーズに

デジタル製品は、時の経過と共に進化するのは当たり前ではありますが、さすがにZX2は後発モデルだけあり、動作はかなりサクサクで、曲のスキャンもすぐに完了します。 先発のZX1でも、動作速度は不満が出るレベルではなく快適ではありましたが、ZX2ではさらに快適になっています。

イヤホンを外した時のスピーカー音が消えた

ZX1では、イヤホンを外すと操作音や音楽が内蔵スピーカーから流れていましたが、ZX2では内蔵スピーカーが廃止になったため、誤操作で突然周囲に音を撒き散らすということがなくなりました。

フォルダ表示はワンステップ多く

ウォークマンのライプラリは、アルバムごと、アーティストごと、フォルダごと・・・・などと分かれていますが、ZX2ではフォルダを表示できるまでの操作がZX1よりワンステップ多くなります。これは、ZX2がmicroSD対応になったことが原因です。 ZX1(microSDなし)では[フォルダをタップ]→[目的のフォルダをタップ]で操作が完了していたものが、ZX2では[フォルダをタップ]→[本体メモリかSDかを選択]→[目的のフォルダをタップ]というように、格納メモリを新たに指定する操作が追加になっています。

PCにファイルを入れる際は、予めストレージの指定が必要

ウォークマンでは、PCとUSB接続してUSBストレージを有効にすると、ストレージの中身を表示させることができますが、USB接続した際に表示されるストレージは内蔵メモリかmicroSDのどちらか片方のみになります。 そのため、音楽ファイルをZX2に入れる場合は、いったんファイルを入れるストレージを選択する操作が必要になるので注意が必要です。 表示するストレージの選択は、[設定]→[USBストレージ設定]から行います。詳しくは、下記画像の通りになります。 NW-ZX2_review2

曲表示がディスク番号のタグに対応

ZX2に触れてみて一番嬉しかった改善事項は、音質向上よりも寧ろこちらでした。 先発のZX1ではディスク番号のタグの読み込みに対応していませんでした。そのため、複数ディスクで構成されているアルバムを”アルバム単位”で再生する場合は、ディスク1のトラック1→ディスク2のトラック1→ディスク3のトラック1・・・というように、ディスク番号に関係ない順に再生されていました。 ZX2では、ディスク1のトラック1→ディスク1のトラック2・・・・→ディスク2のトラック1という順番で再生できるようになりました。 原則アルバム単位で曲を聴きたい私にとっては、フォルダ単位とアルバム単位の項目を行き来する必要がなくなり、操作感がかなり向上しました。 NW-ZX2_review1

操作面の総合評価

音質以外の改善を正直期待していませんでしたが、ディスク番号タグの対応で曲選択の操作が向上しただけでも、個人的にかなり満足しています。 逆に、ストレージの扱いは面倒になったと感じました。PCに接続した際に2つのストレージを仮想的に1つにまとめて見せたり、同時に2つのストレージをマウントするようにするなど、ユーザに2つのストレージがあることを意識させないようにする工夫が欲しかったです。

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