先日「050番号を取ってスマホの電話料金を極限まで安くする」という記事を書きましたが、これはあくまでもスマホのみで050番号を使うためのものでした。複数台のスマホで同じ050番号の発着信ができるようになったら、PCでも同様にしてみたいと思うのが人情というものです。そこまで電話に出られないと気が済まないのか?というツッコミは置いておいて、あらゆるデバイスで電話が出来てしまうと、電話とは何かということがよく解らなくなってきます。もし電話を発明したグラハム・ベルが今の電話事情を見たら、とても驚くことでしょう。
この記事ではZoiperというソフトフォンを使って、brastelの「050 Free」サービスで050番号の電話ができるようにするための方法を紹介します。ちなみに、050番号では110/119発信などの1XY番号に発信できないという制約があるので、非常時を考慮して1XY番号に発信できる回線契約は必ず残してください。回線コストの安さを追求しすぎて、119発信できなくて死人が出たとなっても、当サイトでは責任を負いかねます。
Zoiperの入手
Zoiperは、Zoiperのページから「DOWNLOAD」をクリック⇒Zoiperを使うOSを選択⇒「Free」をクリックでダウンロードすることができます。
Zoiperの初期設定
Zoiperをインストールしたら、初期設定をします。スクリーンショットはWindows版のものです。
Zoiperを起動すると以下のような画面が表示されます。このままだと英語でわかりづらいです。
表示を日本語にするために、右クリック⇒「Languages」⇒「日本語」をクリックします。
表示が日本語になったことを確認したら、設定アイコンをクリックします。
【アカウント情報設定1】まずは「SIPアカウントを新規追加」をクリックして050 Freeのアカウント情報を登録します。
【アカウント情報設定2】任意の設定名を入れます。例ではbrastelとしています。
【アカウント情報設定3】brastelのマイアカウントページの「SIPアカウント」にある情報を入力します。
- ドメイン:SIPアカウントの「ドメイン/ホスト」を入力します
- ユーザー名:SIPアカウントの「ユーザーID」を入力します
- パスワード:SIPアカウントの「パスワード」を入力します
- 発信者名:「050IP電話番号」を入力
【オーディオデバイスの設定】Zoiperで使用するオーディオデバイスの設定を行います。
- 入力デバイスを選択:通話でマイクとして使用するデバイスを選択します
- 出力デバイスを選択:通話でスピーカーとして使用するデバイスを選択します
- リングトーンを選択:発着信時の呼び出し音を再生するデバイスを選択します
【音声コーデックの設定】Zoiperの通話で使用する音声コーデックと、その優先順位の設定を行います。
下の画像のように、「選択済みコーデック」を「μlaw」「GSM」の順にし、その他は「未使用のコーデック」に移動させます。その後「OK」をクリックします。
「アカウント」が(ログイン済)となっていれば、設定は正常になっています。ログイン済みとならない場合は、念のため「登録」を再度クリックし、それでもうまくいかなければアカウント情報設定をやり直してください。
発着信
発信
「発信」にダイヤル番号を入力して、エンターキーを押します。
brastelの場合「あと○○分通話できます」というトーキが流れ、その後発信を開始します。
着信
着信すると、発信者の番号が通知されます。「了解」をクリックすると着信に応答します。
この時に、スマホでも050Freeアプリをインストールしている場合は、スマホ側も同時に呼び出されます。(筆者環境では、iPhoneとXperia、PCの3台で同時着信できる事を確認)
コメント
こんにちは、普段多用するノートPCで電話できたら効率的ですよ、
私は「ぷららフォンferフレッツ」と「brastel 050FREE」の050IP電話をiphone6sにzoiperアプリに入れて使用しています。
普段はほぼモバイルノートPCを使用するのでPCで電話できたら効率的です、日本語化工房さんのこの記事を参考にできると早速Zoiper5 windows版をインストールしたのですが起動するとUsername とpassword入力を求められ Create account で次に入っても何だか訳が解かりません?
このサイトで紹介しているZoiperとZoiper5は日本語化もできないし違うモノのでしょうか?
さすがに3年前の記事ですので、取り上げているZoiperのバージョンは現行のものより古いです。
Zoiper Classicだといかがでしょうか。
こんにちは、Zoiper Classic Ver2.43 をインストールしました。
古いバージョンですがwindows10で起動しますし日本語対応していていいですね、「ぷららフォンferフレッツ」の050IP電話を登録して発信受信できます。
ぷららフォンferフレッツの登録方法
–SIP account options—-
Domain:ipphone.plala.or.jp
Username:050xxxxxxxx ←電話番号
Password:xxxxxxxxxxxxxxxx ←16桁
–Advanced account options—-
Auth, username:plaxxxxxxxxxxx ←SIP ID
Auth, usernameにSIP IDを入力しないとレジストしてくれません、
–STUN options—-
Server Hostname/IP:stun4.l.google.com
Port:19302
STUN サーバーはデフォルトのままでは家では問題なかったがドトールショップなどwi-fi 環境が変わったときにレジストしたりしなかったり不安定な感じなのでGoogleのSTUNサーバーを入れてたところ良好でした。
こちらを参考にPCにZoiper Classic をインストールしました。
入力デバイスが何も出て来ないので空欄にしたまま、とりあえずとトライしてみたら発信できました。 何も持たずにキーボードを使いながら話せるのは本当に快適です。 価値ある記事をありがとうございました。