少し前に仲の良い知り合いから、職場で「CDは音質が悪くて買うのがバカバカしい」と言っている人がいるという話を聴きました。ハイレゾ音源な楽しみ方が結構浸透してきているようです。
ハイレゾ音源な楽しみが浸透してきている割に、日本国内においてハイレゾ音源の楽曲を買えるのはe-onkyo musicくらしかないのが現状で、そこにないものは海外の音楽配信サイトから購入する必要があります。しかも、海外の音楽配信サイトでは、一部レーベルの音源は日本からの楽曲購入を禁止しており、実質的に購入可能な音源がかなり制限されてしまいます。
今回は、上記の汎用的な回避方法をご紹介します。
※お金も払っていますので、本回避方法は違法ダウンロードに当たらないという見解で当記事を載せます。問題がある場合は法的根拠を示した上でご指摘いただけますと大変有難いです。
基本的な考え方
海外の音楽配信サイトを検証した結果、以下の条件に当てはまると日本からの購入と判断されることが判りました。
以下の条件判定を回避して、楽曲を購入します。
- 請求先住所が日本
- 購入ページにアクセスするコンピュータのIPアドレスが日本のもの
[請求先住所が日本]を回避
会員登録する際の住所を日本以外にします。この場合に、請求先住所が正しくないためクレジットカードの支払い承認が通らなくなってしまいます。
上記の状況でも決済を可能にするため、販売サイトのプリベイドクーポンやPayPalのような決済サービスを利用します。
【まとめ】
・登録住所を日本以外にする。
・クレジットカード以外の手段(PayPalなど)で決済する。
[購入ページにアクセスするコンピュータのIPアドレスが日本のもの]を回避
海外経由のWebアクセスを行います。
Webページにアクセスする際に、コンピュータはIPアドレスという固有識別子を使ってアクセスします。
楽曲販売サイトでは、IPアドレスがどこの国に属すかを調べることにより、日本からの購入かどうかをチェックします。IPアドレスが日本の場合、多くの楽曲販売サイトではショッピングカートに楽曲を入れる時点で拒否されます。
上記を回避するため、海外のプロキシサーバを経由する方法を取り、日本から直接はアクセスしない形で楽曲販売サイトにアクセスします。
プロキシを調べるのが面倒な場合、Tor Browserを使うと簡単に海外にアクセスできます。Tor Browserでは、起動時に経由する国がランダムに選択されるため、楽曲販売サイトが購入を禁止している国のIPアドレスからのアクセスになった場合は、Tor Browserを再起動して再び楽曲サイトにアクセスします。
【まとめ】
・プロキシを使い、海外経由でWebアクセスをする。
・Tor Browserを使うとアクセスが楽。
コメント
管理人氏はどんな作品を買われたんだろうか?
映像は地デジやblu-rayが普及してHDが一般的なのに、音楽はいまだに20年以上前に決められた規格がメインストリームというのが嘆かわしいですね。
レーベルにも圧縮音源での配信以上に高品質な音源での配信にも力を入れて欲しい所。
>hirotoさん
コメント有難うございます。CDが登場してから20年経ったとはいえ、CDのスペックの音をフルに出せる機器を持っている人はそんなにいないので、まだ人々の生活が追い付いていないように感じています。
そんなわけでハイレゾ音源はまだまだニッチですね。
さて、買っている音楽ですが、クラシック音楽が大好きなので、基本はそれオンリーで買っております。
楽器を演奏した録音ほど、ハイレゾ音源が活きるソースはありませんね。
レスどうもです。
>CDのスペックの音をフルに出せる機器を持っている人はそんなにいないので、まだ人々の生活が追い付いていないように感じています
音質にこだわってコンポでなく単品のアンプやスピーカーで揃える人は少ないですものね。
でもそれってイイ音で聞く素晴らしさを知らないだけだと思うんですよ。
D-VHSやSACDがほとんど普及しなかったことから業界には「一般大衆は高画質・高音質を特別求めていないんじゃないか」という見方をする向きもありましたが、AVに疎い人でもハイビジョンの映像は誰でも綺麗という感想を抱くものですし、ハイビジョンソースが普及してからはBlu-rayを選ぶ人も多くなってます。
SACDの存在自体周囲で知ってる人ってほとんどいないんですよ。世間一般での認知度も果たして…といったところ。
好きな音楽にハイレゾがあるのは羨ましいです。
まだまだ数は少ないですが、私もハイレゾでリリースされてるPOPsやRockの音源は積極的に買い支えて行きたい所存です。
コメント有難うございます。
確かに音質こだわる人は少ないですね。
イイ音を聴くというのは、生活しているとチャンスがあるのってせいぜいオーディオ扱っている電気屋の専用コーナーくらいですし、あのオーラは”お金持ち専用”という感じで近寄りがたいですからね。
POPsやROCKは少ないですね。海外ですと比較的HDtracksが多いようです。
あと、国内配信ですとmusic.jp STOREが国内配信始めましたね。↓
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20130111_581492.html
おお、情報ありがとうございます。確認が遅くなってしまいました^^;
大手の配信サイトがハイレゾ音源に取り組み初めてくれたのは嬉しいですね。
これで世の人々の意識が映像と同様に音の面でもHDに追いつくことになるのではと期待です。