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RCDataタイプの日本語化

このタイプの日本語化方法では、基本的に
- Caption = ‘文字列’
- Font.Height = -xx
- Font.Name = ‘フォント名’
- Hint = ‘文字列’
の4つを書き換えていきます。
下の図を見てみると、RCDataのタイプは以下のような構成になっていることがわかります。
青の部分が書き換えるところです。’文字列’ となっている部分を探して書き換えていきます。
各書き換え部についての説明
- Caption = ‘文字列’
- 文字列の部分がアプリケーションの表示に使われます。英語の文字列を日本語にしていきます。(例:’Configuration’ ->’設定’)
- Font.Height = -xx
- フォントの大きさを指定します。文字列を日本語にしてもフォントの大きさがデフォルトのままだと小さく表示されてしまいます。そこで、デフォルトより大きい値を指定します。デフォルトの大きさ+1がちょうど良いでしょう。(例:-11 -> -12)
- Font.Name = ‘フォント名’
- 日本語に対応したフォントを指定します。ここの指定を忘れると、せっかく翻訳しても文字化けをおこしてしまいます。必ず書き換えるようにしてください。(例:’MS Sans Serif’ -> ‘MS UI Gothic’)
- Hint = ‘文字列’
- マウスカーソルを合わせたときにホップアップ表示される文字列では、Hintが用いられています。必要に応じて日本語にしておきましょう。
覚えておくといいこと
- フォントを日本語対応のものに変更しても文字化けが起こる場合は、Font.Charsetを「SHIFTJIS_CHARSET」にしてみてください
- 日本語化において、ウィンドウのサイズを変更する必要が出てくるときがあります。そのときはClientHeightやClientWidthの値を変更してみると良いでしょう。
- どのRCDataの項目がアプリケーションのどの部分に対応しているかを確かめるには、RCData項目の文字列を見てみるといいでしょう。
(例:FireBurnerでは、Configurationというタイトルバーのウインドウの文字列は TDEVICEFORM に格納されています。DEVICEFORM(デバイスフォーム)というだけあり、そのウインドウではデバイス設定の画面になります