昨日書いた「DSDネイティブ再生(foobar2000; SACD Decoder 1.0.7以降)」に関連して、foobar2000のSuper Audio CD DecoderでもDoP/DSD Native方式でDSDファイルの再生ができるようになりました。
WavPack DSDのためのコマンドラインオプション
WavPackは、本来コマンドライン方式によるエンコーダーになります。そのままだと使いにくいため、Windows上ではBatchEncoderのようなフロンドエンドを用いることがほとんどです。
WavPack DSDを扱うことにおいて、考慮すべきコマンドラインオプションはそれほど多くありません。基本的に、以下のコマンドラインオプションを押さえておけばOKです。
コマンドラインオプション | 説明 |
---|---|
-h | DSDの圧縮率を高めることができる分、WavPack DSDができあがるまでの時間がかかるようになります。このオプションを利用しない場合、圧縮率は標準レベルになります。 |
–import-id3 | 入力するDSDがいるがDSF形式の場合、DSFファイルのID3 v2.3タグをWavPack DSDに移行することができます。移行することができるタグはWavPackで用いられているAPE v2タグに対応しているものに限定されます。 |
-allow-huge-tags | 1MB以上のサイズのタグを許可します。テキストデータで1MBを超えるタグサイズになるのは現実的には稀です。タグとしてカバー画像データを埋め込んでいて、そのサイズが1MB以上の場合にはこのオプションを使用するとOKです。 |
参考ページ
- WavPackを使ったDSDの圧縮
- WavPackによるDSD圧縮方法と再生
- DSDネイティブ再生(foobar2000; SACD Decoder 1.0.7以降) ←再生方法に関しては、これが最新
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