最近iPhoneで使えるDSD再生ソフトが出ているとの事ですので、さっそく使ってみました。
なお、この記事作成時のDSD-1はバージョン1.1です。
DSD-1の特長
- iPhoneでDSDが再生できる
- 再生できるDSDはDSF形式(DIFFはNG)
- 2.8MHzのDSFファイルであれば352.8kHz、5.6MHzのDSFであれば705.6kHzで再生される。
早速使ってみる
DSD-1をApp Storeから入手したら、iPhoneをPCにつないでDSFファイルを転送します。
DSFファイルの転送はiTunesのiPhoneの管理画面で、「App」のタブで下にスクロールしてファイルの共有から行います。
iOSの制約上、フォルダをD&Dで突っ込めないところがかなり面倒です。
ファイルを入れてDSD-1を起動すると、ファイル一覧画面が現れます。
アルバム単位でファイルがまとめられているわけではないので、プレイリストを作ってファイルをグルーピングします。
プレイリストとしてグルーピングしたいファイル複数を選択し、画面下の「Next」をタップします。
再生順を決めたら、画面下の「New PlayList」をタップします。
一番最初のSelect Filesの画面に戻り、画面下の「PlayList」をタップすると、下のような画面が現われます。再生するプレイリストをタップします。
プレイリストの内容を確認したら、画面下の「Play」をタップします。
感想
高音質な音源を再生できるだけあり、CD音源から取った音とは異なる、耳触りの良くて聴き疲れしない音を感じることができました。
正直のところ、iPhoneはそんなに高音質な音を出せると思っていなかったので、軽い驚きでもありました。
気になったのが、操作感の部分で、第一にファイル転送がやりづらいと感じました。
理想的には、音源が入っているフォルダをD&DでiPhoneにコピーできればよいのですが、iOSの制約上そのようなことはできず、ここは致し方がないというところです。
第二にDSD-1側で複数のアルバムを管理をしたい場合は、プレイリスト作りが必須なのが気になりました。
せめてDSFファイルのアルバムタグを読んで、分類してくれればだいぶ楽になったように思えます。
綜合的には不満が残る結果でしたが、DSD-1自体はまだまだ開発途中でアップデートが頻繁であるため、一部の不満点が消えるのは時間の問題という気がします。
コメント
まだ日本語化はしてませんが、DSDは鳴るようになりました。iPhoneすごい能力ですね。
少し前にどなたかのブログのコメントで、DSD?1を知りましたが、ほんとかなあと半信半疑で様子を見ていましたが、貴ブログには具体的に書いてありましたので今日、1200円を張込みました。お陰でDSDネイティブ(たぶん)を聴けてよかったです。
さらにその前に、以前から持っていたmconnect HDというDLNA/airplayクライアントアプリがバージョンアップしてDSDが聴けるようになったとの情報が入ったので、こっちもバージョンアップしました(導入時720円で今回は無料)。
これはiPad専用でiPhoneは使えない。両ソフトとも,曲ファイルの入れ方はiTunesにつないでアプリの書類に引き込む方式でした。
音質はどっちがいいかは使い始めたばかりで分かりませんが、DSD対応の高価なDACなど買わずに済んで大助かり。
有難うございます。
ただDSD曲ファイルをほとんど持っていないのでこれからどうやって入手するか、アタマが痛いです。
@yachtbw さん
コメントありがとうございます。もうこの記事の内容が2013年のもので、私は既にDSD-1は使っていませんが、まだ購入できるのですね。
iPhone自体が元々アウトプットの音質がそれほど良くないのと、DACのスペックに限界があるので本当に気休め程度だとは思います。
DSDの曲データ入手は購入するのが正規の方法ですが、SACDのリッピングなども手段の1つになります。
SACDのリッピングでDSDデータを取得するネタ帳
http://www.hires-info.info/2017/03/25/sacd%e3%81%ae%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%94%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%81%a7dsd%e3%83%87%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%82%92%e5%8f%96%e5%be%97%e3%81%99%e3%82%8b%e3%83%8d%e3%82%bf%e5%b8%b3/