当サイトで日本語化している「Mp3tag」がバージョン2.59でめでたくDSDファイル(DSFのみ)のタグ編集に対応しました。
これまでDSDでタグ編集に対応していたものといえば、再生ソフトくらいになるためタグ編集に特化しておらず、使い勝手が悪いのが問題点でした。せっかくですので、タグの対応についてまとめておきたいと思います。
主なDSD形式のタグ対応状況
現在DSD配信サイトで流通しているファイル形式は2種類(DSF/DSDIFF)になります。WSDという形式もありますが、配信では見かけないためこちらは除外します。
ファイル形式 | DSIFF | DSF |
ファイル形式(正式名称) | Direct Stream Digital Interchange File Format | DSD Stream File |
ファイルの拡張子 | dff | dsf |
タグの対応 | 独自形式(EmChunks) | ID3v2.3 |
ユーザからみた形式の差別ポイントはタグの対応状況になります。
DSIFFではアーティスト名とタイトルくらいしか収録できませんが、DSFファイルはID3v2.3に準じた情報(詳細は参考情報)を埋め込む事ができます。もちろん後者は日本語や画像の埋め込みも可能です。また、後者の方が多くの再生ソフトで扱える可能性を示しています。
筆者の環境では、foobar2000、ソニーのウォークマン「NW-ZX1」でDSFファイルのID3v2.3タグが正常に表示できることを確認しました。
コメント
いつもありがとうございます。
使わせてもらいます。
[…] ーにとってあまり縁がなさそうなのでとりあえず無視。 DSDIFFとDSFの違いについてはこちらの記事に詳しく書かれている。 両者の技術的な詳細については語り得ないが、とりあえ […]