DVD Decrypterの押さえておきたい設定、小技

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このページではDVD Decrypterの抑えておきたい設定や、ちょっとした小技的なことを紹介します。

抑えておきたい設定:

小技:

抑えておきたい設定

読み込み・書き込みの転送を高速なDMAモードにする

DVD Decrypter自体の設定ではありませんが、意外と見落としがちな設定です。もし、DVDの読み込み・書き込みの速度が2倍速程度になるならば、これで解決できる可能性があります。

スタートメニュー>設定>コントロールパネルより、システムをクリックします。さらに、そこからデバイスマネージャをクリックします。

DVD Decrypter: デバイスマネージャ画面

IDE ATA/ATAPI コントローラの項目を選択したら、図のようにセカンダリIDEチャネル(場合によってはプライマリIDEチャネル)を右クリックし、プロパティを選択します。

DVD Decrypter: DMAの設定

IDEチャネルのプロパティ画面を開いたら、詳細設定のタブに移動します。現在の設定モードから「DMA (利用可能な場合)」を選択します。ウィンドウ右下のOKを押すと再起動を求められるので、Windowsを再起動すると設定が反映されます。

PLEXTOR製ドライブ(OEM製品も含む)で読み込み速度を高速にする

PLEXTOR製のDVDの書き込みドライブ(PX-504A、605Aは除く)では、通常はDVDの読み込み速度が2倍速に制限されてしまい、高速なディスクの読み込みができません。しかし、設定することにより、高速な読み込みが可能になります。

DVD Decrypter: SpeedRead DVDを有効にする

DVD Decrypterを起動したら、ツール>各種設定を選択し、デバイスのタブに移動します。
「SpeedRead DVDを有効(Plextorのみ)」にチェックを入れます。
ウィンドウ右下のOKを押し、設定を反映させます。

また、この機能はディスク挿入前のトレイイジェクトの時にランプが3回点滅するまでドライブのボタンを押し続けることでもONにすることができます。その後、トレイをイジェクトすると再び機能はOFFになります。

書き込みを失敗しにくいようにバッファの容量を多めにとる

DVDの書き込みを行う時に、DVD Decrypterではパソコンに搭載されているメモリを一時的に作業領域(バッファ)として使用します。マシンが不安定なときにバッファへのデータ転送が不安定になり、バッファが空になる「バッファアンダーラン」という現象が発生することがあり、この現象が発生したときに一時的に書き込みが止まるようになっています。大抵の場合、この現象が起こった時にできたディスクは問題がありませんが、時には一時停止をした影響で再生が一瞬突っかかるなどの症状が起こることがあります。念には念を入れて、この現象が起こりにくいような設定をしておくのが好ましいかもしれません。

DVD Decrypter: バッファサイズの設定

DVD Decrypterを起動したら、ツール>各種設定を選択し、I/Oのタブに移動します。バッファサイズの設定で大きめの値をとるようにします。ただし、値を大きくしすぎると書き込み時に逆にマシンが不安定になる可能性があるので、大きすぎず小さすぎず適切な値をとることが重要です。とはいえ、最近のマシンはメモリ搭載量が多いので、余り気にする必要はないかもしれません。

小技

DAEMON Toolsが非対応のイメージを仮想CDにマウントできるようにする

RecordNowで作成したgiファイルや、NOVACのDVD自由自在で作成されたUDIファイルはDAEMON Toolsなどの仮想層CDツールでは使用できません。これらのファイルを仮想CDにマウントできるようにするために、MDSファイルを作成します。

ただ、DVD Decrypterは開発が停止してからだいぶ経っており、その間にも多くのライティングソフトが登場し、それに伴いイメージファイルの種類が増えてきています。そのようなことから、ImgBurnを使って同様の手順でMDSファイルを作成することをお勧めします。

DVD Decrypter: DVD MDSファイルの作成

  1. DVD Decrypter起動時の画面から、ツール>DVD MDSファイルの作成を選択します。
  2. 図のような画面が表示されたら、追加のボタンをクリックし、対象のDVDイメージファイルを選択します。
  3. その後、OKボタンをクリックすると生成されたMDSファイルの保存先の指定画面が表示されるので、イメージファイルと同じ場所に保存します。

あとはMDSファイルを仮想CDソフトでマウントすれば、通常の仮想CD対応イメージと同様に使用することができます。

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