コラム

取引所の売買状況から見る、割安な取引所トークンとは? (2018年5月版)

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以前「客観的なデータから見る、上がる見込みのある国産仮想通貨は? (2018年4月版)」というテーマを書いていますが、これの取引所トークン版の話になります。

私は以前とあるツイートを見てから、取引所トークンのパフォーマンスについて気になっていました。

これがきっかけで「取引所トークンの割安・割高の指針ってどう判断できるんだろう?」とというのが気になるテーマでした。

そこで、主要な取引所のトークンを取り上げ、割安・割高をデータ的に算出することを試みてみました。

取引所トークンについて

取引所トークンがよくわからない方のために念のために説明しておくと、取引所トークンとは取引所内のみで使うことができるトークンで、一般的に以下のような特徴があります。

  • その取引所において基軸通貨のように売買することができる。
    (例:BinanceのBNBの場合、 BTC/BNB, ETH/BNB のような売買が可能)
  • 取引所トークンを使って売買すると、取引所の手数料の割引を受けられる。
  • 取引所トークンの保有者には、取引所の利益の一部が還元される。
  • 取引所トークンの保有者は、取引所に上場する仮想通貨の投票権が与えられる。

必ずしも、すべての取引所がこれに当てはまるとは限りません。

要は「うちの取引所で、取引所トークンを持っているといいことがあるよ」というものが取引所トークンになります。

取引所トークンの割安・割高判定

割安・割高判定の考え方

取引所の場合、大変わかりやすい指標があります。それが取引所の売買高になります。

ここでは「多くの人が積極的に売買する取引所は売買高が高く、その取引所トークンの価値が高い」という考えのもと、取引所トークンを割安・割高を測ってみました。

取引所トークンは、取引所ごとに発行数が異なるため、1トークンあたりの売買高を「取引所トークンの価値」と定義しました。

「1トークンあたりの価値」=「取引所の売買高」÷「取引所トークンの発行数」になります。

1トークンあたりの価値と現在の価格がどれだけ開きがあるかを「倍率」で表しました。

「倍率」=「トークン価格」÷「1トークンあたりの価値」になります。倍率が小さければ小さいほど、その取引所トークンは割安と判断します。

取引所の売買高及び、取引所トークンの発行数はCoinMarketCapから取得し、円換算で記載しています。


割安・割高判定の一覧

2018年5月7日時点のデータから割高・割安判定を行いました。

前述の考え方のもと、割安・割高判定をした結果が以下の通りになります。

種別 取引所名 トークン 発行数 トークン
価格(円)
24時間の
売買高(円)
1トークン
あたりの価値(円)
倍率
中央集権型 OKEx OKB 1,000,000,000 209.76 252,347,029,039 252.35 0.83
中央集権型 Binance BNB 194,972,068 1,509.83 216,435,693,286 1110.09 1.36
中央集権型 Huobi HT 500,000,000 291.3 175,560,291,868 351.12 0.83
中央集権型 QUOINEX QASH 1,000,000,000 85.42 18,527,428,959 18.53 4.61
中央集権型 Bibox BIX 269,944,749 83.3 15,634,051,794 57.92 1.44
中央集権型 KuCoin KCS 180,730,576 481.12 6,120,471,160 33.87 14.21
中央集権型 CoinEx CET 10,000,000,000 1.266 829,031,970 0.08 15.27
中央集権型 COSS COSS 200,000,000 30.52 131,082,868 0.66 46.57
分散型 CryptoBridge BCO 27,000,000 407.01 161,430,767 5.98 68.07
分散型 Waves Platform WAVES 100,000,000 745.33 103,699,005 1.04 718.74
分散型 Switcheo Network SWH 1,000,000,000 7.08 91,079,869 0.09 77.73
分散型 Kyber Network KNC 215,625,349 250.52 28,015,272 0.13 1928.18

興味深いことに、売買高が小さい中央集権取引所は割安な傾向にあり、分散型取引所は全体として割高な傾向にありました。

まとめと考察

結果は、割安な順で OKEx, Huobi, Binance, Bibox となりました。

特に割安判定となったOKExとHuobiは、直近で取引所トークンを導入しています。そのため、まだ利用者への普及度合いが低く、その分割安で放置されている可能性があります。

私の感覚ですが、公式Twitterを見ている限りだと、OKExとHuobiは、最近は特に積極的にマーケティング活動を行っているように感じられます。

騰がるのも案外時間の問題だったりするかもしれません。

取引所トークンが割安として取り上げた取引所:


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katgum

日本語化工房の管理人。最近はPCアプリの日本語化コンテンツとともに、仮想通貨に関する情報発信に情熱を傾けています。 日本語化工房を通じ、ITで豊かな生活を創出するをモットーに日々頑張っているつもりです。

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