ヘルシオ お茶プレッソ レビュー

発表時から物凄く気になっていたシャープの「ヘルシオ お茶プレッソ」。茶葉をまるごと摂取できてしまうというお茶メーカーです。私の周囲が感想を気にしていたので、Webページの趣旨とは異なりますがこの場を使いレビューします。

今回は、使い勝手と味について見ていきます。葉っぱモノのお茶であればなんでも大丈夫とのことですが、レビューではうおがし銘茶の緑茶の新茶「天下一」を使用します。

お茶の粉末を作る機能と水回りに分かれている2つの構造

本製品は大きく2つの機能に分かれており、茶葉を挽いて粉にする機能と、お茶を「沸かす・点てる」という水回りの2つの機能に分かれています。

下の写真がお茶プレッソの全体です。右に茶うす、左にお茶容器、写真では見えませんが裏にお湯を沸かす水を入れるためのタンクがついています。
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茶葉を挽いて粉にする機能

本体の右側に茶うすがその機能を担っています。茶葉を軽量スプーンで入れてボタン操作をすると、茶うすの下においてある受け皿に粉が落ちてきます。粉末ができるまでは2分?15分程で、時間は茶葉の量に比例していきます。

粉末の粗さは茶うすの筒をひねることで、自分の好み通りの調整をすることができます。

製粉のための動作音は、案外大きいなという印象を受けました。

水回りの機能

お湯を沸かしてお茶を入れる場合は、予め本体後ろのタンクに水を入れておきます。冷茶やラテの場合は写真左側のお茶容器に直接水・牛乳を注ぎます。その後、下の写真から見える通り、お茶容器にある穴に茶うすで挽いたお茶の粉末を入れ、ボタン操作をすると水・牛乳と粉末の茶葉を自動的に混ぜるという動作になっています。
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お湯を沸かす時間は水の量によりますが2?15分程、茶葉を混ぜる時間は50?1分30秒ほどになります。

気になった点は、お湯を沸かす際に温度選択が出来ないことでした。緑茶の味は温度で劇的に変化するので、製品開発の際はこの点は間違えなく議論されているでしょうから、おそらく製品から出てくるお湯の温度が最適解ということなのでしょう。

結局のところ使い勝手は?

一番楽に感じたのは、お湯の温度管理を気にしなくても良い点です。お茶に使うお湯の温度は物凄くシビアで、温度1つで渋みや甘みの出方が同じ茶葉とは思えないくらい変化するため、この点をあまり気にしなくて良いのはありがたいものです。

上記に対し、残念な点は「挽く」「沸かす・混ぜる」という手順が独立しているところです。お茶メーカーである以上、ここが全自動でできると非常に楽だったように感じます。

ただし手順は独立しつつも、お湯を「沸かす」「茶葉を挽く」手順は同時並行でできるように考慮がなされており、お茶ができるまでの手間としては一応は許容範囲といえるでしょう。

味は急須で入れるお茶とは別モノ

当初は急須で入れたお茶の延長に当たる味を想像していましたが、茶葉の粉末がまるごと入っているということもあり、その味は完全に別モノでした。

味の根幹はお茶の銘柄に左右されるため、詳しい味のレビューまでは出来ませんが、温度管理がなされている分、渋みが抑えられるようになっています。茶筅で点てた抹茶と、急須で入れた煎茶の中間に位置する新しい感覚のお茶が楽しめます。

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