BurnAware Freeが圧倒的に優れたライティングアプリである理由

PC関連メモ

当サイトでは2016年11月に「BurnAware Free」の日本語化ファイルをリリースしました。BurnAware Freeは、海外ではぶっちぎりといっても過言ではないくらい人気のアプリなのですが、思ったより日本語化ファイルのダウンロード数が伸び悩んでいます。おそらく日本でそれほど認知されていないように思えるので、この際にアプリを宣伝したいと思います。

実際、海外ではどれくらい人気なのか?

筆者は常日頃から海外PCアプリのリリース情報サイトを見ていますが、fileforumでは1年以上週間ダウンロードランキングの1位をキープしています。この記事執筆時点の週間ダウンロード数ランキングが、

  1. BurnAware Free 21,700
  2. ImgBurn 8,600
  3. DVD Decrypter 7,700

となっており、2位を大きく引き離しています。

こうしてみると、多くの人が書き込みディスクを使わなくなったこのご時世で、いまだにこの手のアプリが上位にランクインしているのは興味深いところです。

BurnAware Freeの主な機能

BurnAware Freeの主な機能は、以下の通りです。

  1. データディスク関連
    • データディスク:データディスクを作成できる。
    • ブータブルディスク:ブータブル形式のデータディスクを作成できる。
    • 複数ディスク配布:複数枚配布するためのデータディスクを作成できる。
  2. マルチメディア関連
    • オーディオCD作成:オーディオCDプレイヤーで再生可能なディスクを作成できる。
    • MP3ディスク作成:MP3を読み込むことができるプレイヤーで再生するディスクを作成できる。
    • DVDビデオ作成:DVDビデオに準拠したディスクを作成することができる。ファイルはあらかじめオーサリングしておく必要がある。
    • BDMV/AVCHD作成:BDMV/AVCHDに準拠したディスクを作成することができる。ファイルはあらかじめオーサリングしておく必要がある。
  3. ディスクイメージ関連
    • ISO書き込み:ディスクイメージファイルを書き込むことができる。
    • ISOファイルにコピー:ディスクをディスクイメージファイルに取り込むことができる。
    • ISOの作成:ファイル群をISOイメージファイルにまとめることができる。
    • ブータブルISOの作成:ブータブル形式のISOイメージファイルを作成することができる。
  4. ユーティリティー関連
    • ディスクの消去:書き換え可能ディスクの高速消去・完全消去ができる。
    • ディスク情報の表示:ディスクやドライブ情報を確認できる。
    • ディスクのチェック:ディスクの読み込みエラーを確認できる。

同種のImgBurnと比較すると、機能面はほぼ同じで特に優位性はありません。言い換えると、あの優れたライティングアプリのImgBurnと比べても、遜色ない出来とも表現できます。

同種アプリであるImgBurnとの優位性

前述の通り、機能面はImgBurnと比べ優位性はないと書きました。それではImgBurnと比べた場合の優位性はどこにあるのでしょうか。筆者が考える優位性は、判りやすいインターフェイスにあると考えています。

用途別にカテゴライズされたトップメニュー

BurnAware FreeとImgBurnではメニュー構成の方針が異なります。ImgBurnの場合はディスクイメージを主軸にしていますが、BurnAware Freeでは「何をするか?」でメニューがカテゴライズされています。そのため、やりたいことに対してはBurnAware Freeの方が直感的に判りやすい構成になっています。この手のアプリに関して詳しくない方は、BurnAware Freeを使うと迷わずに操作できることでしょう。

BurnAware FreeとImgBurnのメニュー画面

必要最低限の設定項目

BurnAware Freeでは、ImgBurnと比べると設定項目が必要最低限になっています。画像例はディスクの書き込みに関する設定画面になりますが、ImgBurnの設定点数は圧倒的に多く、理解するには一定の専門知識を要します。その反面、BurnAware Freeでは基本的な設定項目のみに厳選されているため、迷うことは少なくなります。

未だに開発が続けられている

ImgBurnは2013年で更新が止まってしまいました。ImgBurn公式フォーラムの作者の書き込みによると、水面下で開発を続けているとのこと。しかし、2017年の今も更新が止まっているという事実に照らし合わせると、それすらも怪しいところです。BurnAware Freeは、2016年11月ににも更新されており、現在も開発が続けられています。

結局のところ誰に向いている?

機能面ではBurnAware FreeとImgBurnはほぼ変わりがないので、最終的にどちらを使うかは好みになってしまいます。ImgBurnの方が設定が細かく、玄人好みのインターフェイスになるため、筆者としては、アプリごとにお勧めできる対象者が異なってくると考えています。

  • 初心者&中級者:BurnAware Free
  • 上級者&ギーク:ImgBurn

筆者がどちらかをお勧めするとしたら、パッと見で判りやすいBurnAware Freeをお勧めします!

BurnAware Freeの情報

入手先:Burnaware
日本語化:BurnAware Free 日本語化ファイルのページ

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