イントロダクション
プレイステーション3(PS3)でテレビを見る周辺機器「nasne(ナスネ)」は、DTCP-IPというデジタルデータの転送規格を使い、PS3やPS3以外のLAN内にある機器に映像を配信することができます。
いままでnasneでは、録画した番組をiOS端末(iPad, iPhone)で再生できましたが「Twonky Beam」+「RECOPLA」というソフトの合わせ技をしなければならない上に、録画した番組のみの再生でリアルタイム放送している番組まで視聴できませんでした。
ところが、本日Digionからリアルタイム放送にも対応したiOS用アプリ「DiXiM Digital TV for iOS」が発売されました。iOSアプリとしては割高の1000円ですが、リアルタイム放送に対応したiOSアプリとしては初だと思われるため、今回検証してみました。
手元のiPhone 5, iPad miniのiOS 6.1.3における動作を確認しました。画像はiPhone 5のものになります。
DiXiM Digital TVの入手と初期設定
まずは、nasneを最新版のソフトウェアにアップデートしておく必要があります。
AppStoreより「DiXiM」と検索し、「DiXiM Digital TV」を入手します。1000円かかります。
「DiXiM Digital TV」の初期設定画面が現れます。「次へ」をタップします。
アクティベーションの説明が表示されます。同意しないと先に進めないため、意志に反してでも「同意する」をタップします。
CA証明書のインストールの説明が表示されます。「ダウンロード」をタップします。
Safariが起動し、証明書のインストールページが表示されます。
「証明書のインストールを開始する」をタップします。
「インストール」をタップして、証明書のインストールを開始します。
「インストール」をタップして証明書をインストールします。
「信頼されています」の表示があることを確認し、「完了」をタップして証明書のインストールを完了します。
「DiXiM Digital TVに戻る」をタップします。
録画済み・放送中の番組を再生する
iOS端末が無線LANに接続されていない場合、無線LANに接続します。
サーバー一覧より「nasne」が表示されていることを確認します。
「ビデオ」をタップすると、録画した番組や放送中の番組を視聴できます。
視聴したいビデオの種類を選択します。
上から4つが録画した番組、下の1つが放送中の番組になります。
ライブチューナでは、さらに番組一覧が表示されます。
視聴したい番組をタップします。
数秒間のバッファリング処理を行った後に、番組が再生できます。
使ってみての感想
ソフトバンクセレクションなどのTVチューナを利用してみたこともありますが、比較的安い製品でかなり完成度が高い再生機能を提供してくれました。
nasneとiOS端末さえあれば、1000円でベッドの中でヌクヌクしながらテレビが見れるのはかなり便利です。アプリにお金を払う価値は十分にあります。
コメント
【1Tモデル登場】ネットワークレコーダー「nasne」(ナスネ)
内蔵HDDに録画した番組を、PS3やVAIOなどに配信できるDLNA/DTCP-IPサーバだ。しかも2ストリーム対応。